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【要注意】釣り求人に釣られないために見るべきポイント
2022年2月16日(水曜日)
【要注意】釣り求人に釣られないために見るべきポイント

求人情報サイトでお仕事を探している時に、不思議に思ったことはありませんか?
就業条件がすごく良かったり、逆にあいまいな情報しか記載されていなかったり、応募しても充足しているといわれてしまったり。

結論から言いますとそれは、釣りの求人案件の可能性が高いです!

原則釣り求人の掲載は禁止ですが、実際のところ派遣会社がどういった求人を掲載しているかというのは、求人数的にも把握できていないはずです。

今回は、そもそも釣り求人とは何なのか、派遣企業はなぜ釣り求人を出すのか、また釣り求人の見分け方についてご紹介します。

釣り求人とは?

釣り求人とは、派遣会社が自社のサービスに登録させる求職者を集めることを目的とした求人になります。

わかりやすく言い換えると、好条件や高待遇をアピールすることでその求人に興味をもってもらい、登録を促すためだけの求人です。

実際はその求人採用する意思がない、もしくはそもそもそんな求人が今は存在しない(充足してしまったなど)にも関わらず、人気企業や好条件の求人情報を掲載して人を集めていきます。

本気で仕事を探している人にとっては、詐欺のような迷惑な行為ですよね。

では、なぜ釣り求人は存在するのでしょうか。

なぜ釣り求人を出すのか

派遣会社が釣り求人広告を出す目的は、大きく以下の2つです。

登録者(応募)の母数を増やすため
なかなか応募がこない求人に斡旋するため

派遣会社は、求職者を別の会社に派遣することで報酬が発生するので、派遣先の企業と求職者の両方を集める必要があります。

そこで派遣会社にとってます重要なのが、派遣登録者の多さです。
登録者が多いと規模が大きくや安心感があるように見えますし、実際に人が足りなくてすぐに採用したい企業が現れた際に、すぐに人材を紹介できるようになります。

また、条件が悪い、不人気の職種の求人などはどうしても応募が集まりづらいので、釣り求人を見て応募してきた人に紹介しようとします。
よくあるのは、応募した希望の求人は別の人に決まったことにして、代わりに今ならこの求人がおすすめという流れで紹介されるケースですね。

特に転職・就業を急いでいる人は、焦っているがあまりお勧めされた求人を鵜呑みにしてしまうことが多いので注意が必要です。

釣り求人の見分け方

求人情報を見ていく中で、以下のような特徴がある求人は怪しいかもしれません。

相場よりも条件が良すぎる
長期間掲載されている
大手・有名企業の募集(具体的な社名の記載はない)

気になった求人が釣り求人なのか、本当に募集している求人かを見分けるためには、まず他の求人情報サイトなどを参考にしてください。
本当に人気のお仕事なのであれば、他の会社が取り扱っているケースが多いためです。また当たり前ですが、人気のお仕事ほど充足する傾向にありますので、好条件でずっと掲載されているのは少し違和感を感じた方が良いです。釣り求人ではないにしても離職率が高い求人の可能性もあります。

ただ他の情報を参考にしたとしても、求人内容だけで釣り求人かを判断することは難しいことも多いです。
そこでおすすめなのが、応募する前に派遣会社に問い合わせすることです。派遣先の社名は登録しないと教えてもらえないと思いますが、業務内容や職場の環境、条件などは具体的に教えてくれることがあります。
もし釣り求人であれば、あいまいな回答やとにかくまずは登録を促してくるだけといった対応になるため、判断が可能です。

まとめ

派遣という働き方が一般的になった昨今では、釣り求人が出ているのはある意味仕方ないと思って転職活動するのがおすすめです。
自分に合った良い求人を見つけ出すためには、仕事を探すためのリテラシー(情報収集能力)を高める必要があります。
情報収集のコツは、ひとつの情報をあてにするのではなく、複数の情報から判断することです。求人情報だけ注目するのではなく、派遣会社の口コミ情報をチェックする事、また求人サービスを提供している会社に複数社に登録して傾向などを把握するなどなど。釣り求人に騙されず、真面目に取り組んでいる会社を見極められるよう気を付けてくださいね。

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